梶原実業株式会社梶原実業株式会社

Project03働き方改革への取り組み

  • プロジェクト概要

    プレストレストコンクリート建設業協会より、業界全体の勤務環境改善のため、段階的な4週8休制への移行依頼を受けたことが当社の働き方改革のスタートでした。2018年3月から社会保険労務士と協議を重ねて少しずつ就業規則改正を行い、2021年7月には全社員への4週8休制導入を実現。さらに、全国的に日給月給(※)の給与形態が多い同業界の中で、月給制の採用にも踏み切りました。

    ※日給月給:1日ごとの日給金額を定め、毎月1回まとめて支払いを行う給与形態。
    欠勤・遅刻・早退などがあった場合は時間分の給与が減額されます。

  • 向き合う困難

    現場ごとの工期の違いなど、自社の働き方改革だけでは変えられない業務環境が大きな壁に。休みが増えると、現場での稼働日数が減少するので、今まで以上に生産性を上げる必要があることを社員に理解してもらえるよう努めました。また、各現場での進捗状況の把握、労務対策、工程調整もより綿密に行うとともに、行政に対する労働環境改善の要望も建設業協会を通じて実施しています。

  • 梶原実業だからできたこと

    生産性の向上に向け、測量機材などの最新機器の導入も常に考えて事業を運営していますが、当社の進化へ、やはり何よりも大きかったのは、社員一人ひとりが前向きに意識改革に取り組んでくれたことです。だからこそ、会社として皆の頑張りに応えたいという想いから、休日日数の増加時も、月給制への移行時も、給与は同額を維持。感謝を込めて、年額1400万円を還元するカタチとなりました。

Interview代表取締役社長
梶原 徹也
  • 多くの若手に、輝く未来を。

    若者が希望を持って入職できるよう、社会に必要不可欠なモノづくりを担う「建設産業」に魅力を取り戻したいと考えたのが、当社が業界でも先駆けて働き方改革を進めた理由のひとつです。そのために、まずは私にとって家族のような、社員一人ひとりが今以上に働きやすい環境を整備すること。この約束を常に心に置き、職人への待遇改善、建設産業の発展に今後も寄与していきたいと思います。

  • 2022年からは「建設ディレクター」という職種を新たに導入しました。案件に関わるPC業務を主に担当する、業界知識・経験が少ない方でも問題なく作業に取り組めるポジション。従来、現場の技術者が工事終了後に社内に戻って作業していたPC業務を巻き取り、負担の削減を目指します。今後も、デジタルを活用した社内改革にチャレンジし、当社だけの「働きやすさ」を実現していくつもりです。